2021年7月16日金曜日

「再エネ100宣言 RE Action」とは



「再エネ100宣言 RE Action」とは、企業、自治体、教育機関、医療関係等の団体が使用電力を100%再生可能エネルギーに転換する意向と行動を示し、再エネ利用を促進する新たな枠組みです。


RE100との違い


RE100も「使用電力を100%再生可能エネルギーに転換する」ものですが、こちらは世界で影響のある企業が対象になっています。
・グローバル、あるいは国内における認知度・信頼度がすぐれている
・主要な多国籍企業である(フォーチュン1000、あるいはそれと同等)
・電力消費が100GWh以上(日本企業は50GWh以上)
・RE100の目的に寄与できる国際的・地域的な影響力を有する
上記のような加盟条件が設けられているRE100は、中小企業の加盟はほぼ不可能です。
それで中小企業でも参加できる「再エネ100宣言 RE Action」が発足されました。
これは2019年10月に発足した、日本独自の枠組みです。

「再エネ100宣言 RE Action」に参加できる企業


日本国内の企業、自治体、教育機関、医療機関等の団体が加盟することができます。

ただし以下の団体は参加することができません。
1.RE100の対象となる企業
2.再エネ設備事業の売上高が全体の50%以上の団体
3.主な収入源が、発電及び発電関連事業である団体

「再エネ100宣言 RE Action」への参加要件


「再エネ100宣言 RE Action」へ参加すると、下記の事項を実施する必要があります。
  1. 2050年までに使用電力を100%再エネに転換する目標を設定し、対外的に公表すること。 (参加団体自身のウェブサイトへ宣言内容を掲載)
  2. 再エネ推進に関する政策エンゲージメントの実施 (再エネの普及に関する政策提言への賛同)
  3. 消費電力量、再エネ率等の進捗を毎年報告すること。

「再エネ100宣言 RE Action」に参加するメリット


環境貢献を対外的にアピールできます。

「再エネ100宣言 RE Action」のロゴを、自社のウェブサイト、名刺、会社案内等で使用することが認められます。
これにより企業として再エネ化に取り組んでいることを取引先などにアピールすることができ、企業のイメージアップにつなげることができます。
またRE100加盟企業などは、取引企業にも再エネ化を求める動きがあり、そうした企業へのアピールにもつながります。

自家消費型太陽光発電を設置する際は、「再エネ100宣言 RE Action」への参加も検討されてはいかがでしょうか。

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